MISIMA
This serial novel is presented by nedu akiduki.
 僕が、ここに腰をかけてもう二分程になるけれど、それより前から、窓の下に見える道の向いで制服姿の女の子が雨宿りをしている。
 僕は立ち上がって、熱いコーヒーを注いで、急いで戻った。
 遠目に見ると、彼女はかなり濡れているようだった。空を見上げている彼女は、僕の印象では、彼女は雨が止むのをただ待っているというよりも、雨のことなんて別に関心はなくて、空に向かって何か別のことを考えてるみたいだった。
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